ベイマックスを見た

好きなゲーム実況者がKH3のベイマックスワールドをプレイしているので、ベイマックスを見た。前から見たいと思ってたし。

以下ネタバレです。

エンドロールを抜かしたら一時間半くらいの映画なんだけど、演出が上手くて、キャラクター同士の絆がしっかり伝わるのがとても良かった。

タダシがロボットファイトに連れて行くと言った上で大学に連れていって、皆の発明品を見せたり教授に会わせることでヒロに大学への興味を持たせるところはヒロのことをしっかり理解しているからできることだなって感じるし、プレゼンのときにハイタッチするところとか見ると、いいお兄ちゃんだなっていうのがすごく伝わってくる。

あと、タイムラプス的な演出の部分で、大学の仲間たちがヒロの手伝いに来てて、その間に皆と仲良くなったんだなって表現するのが良かった。サクサク話を進めつつ、きちんと仲間との絆を描いているのが良い。

序盤でタダシがいいお兄ちゃんなんだなっていうのが伝わることで、タダシを失ったヒロの悲しみにすごく共感できる。

 

そしてベイマックス超可愛いー!

ぽよんぽよんボディたまらん。この映画見た人誰もが思っただろうけど、私もベイマックス抱きしめたい。

ベイマックスは決して万能で器用になんでもできるロボットじゃないけど、ヒロのために一生懸命頑張る姿がめちゃくちゃ愛おしい。窓にお腹がつっかえたり、逃げ足が遅かったり、穴が空いた部分をテープで塞いだりするのが超可愛い。

皆がびしょ濡れになった後、ベイマックスのヒーターで皆で温まるシーン好き。癒し。

 

ベイマックスが過去のタダシの映像を見せて、タダシがどれだけ頑張ってベイマックスを作ったのか、完成した直後に真っ先にヒロに見せようとしていたことを見せて、ベイマックスを人を傷つけることに使ってはいけないと改心するところがいいなって思った。キャラクターに気持ちを明確に言葉で語らせずとも、見る側に思いが伝わる素敵な演出だった。

このシーンがあるからこそ、ポータルの向こうに行ってアビゲイルを助けようとする行動につながるし、ベイマックスを犠牲にしてでも命を助ける重みが出る。

タダシの残したディスクにベイマックスの記憶が残ってたのがめちゃくちゃエモかった。兄弟の絆。

 

この映画、伏線回収がめちゃくちゃ上手かった。仲間の研究はその後の戦闘シーンに活用されるし、ヒロが最後に自分から叔母さんにもう一回ハグを求めるところがほっこりした。

全体的にとても完成度の高い素晴らしい作品だった。この映画の監督ほんとにすごいよ